アルーンコンシャスタッチとは?
アルーンコンシャスタッチはタッチの瞑想です。
外側から見たらマッサージですが、内側では瞑想が起こっています。
意識は常に今ここにいて、この瞬間から生まれるタッチと出会っていきます。
良い悪いを判断したり、何かと比較したりしません。
そして、素晴らしい効果や良い結果が出ることを期待しません。
判断・比較・期待をするのは思考=マインドです。
マインドで触れられると、どんなに素晴らしいテクニックがあっても、身体は無意識のレベルで緊張し、真の癒しは起こりません。
素晴らしい効果を出したい、良い結果を残したい、相手に喜ばれたい、それはエゴです。
そうしたコントロールが起こると、お互いのエネルギーを奪い合い消耗します。
マインドもエゴも無くなるわけではありません。
ですが、それらと自分を同一化せず、ただ起こることを見守ります。
空に流れる雲を見るように。
寄せては返す波を見るように。
そうするとそこには空っぽのスペースが生まれます。
タッチを通してそこにあなたを招待していきます。
アルーンコンシャスタッチには「3つのM」があります。
「Mathematics(数学)」
「Music(音楽)」
「Meditation(瞑想)」
アルーンのタッチは多彩です。
何もしないニュートラルタッチ。
ロッキング、シェイキング、バイブレーション、ストレッチなどのダイナミックなタッチ。
筋肉や筋膜に触れる。
呼吸に触れる。
脳脊髄液に触れる。
エネルギー体に触れる。
なんでもあります。
解剖生理学の知識や様々なテクニックを学びますが、それはアルーンの一部です。
またアルーンは楽器を演奏するようにタッチします。
あなたの内側にある音楽を聴きながら、遊びながら、ダンスしながら、創造的に。
そこに深刻さは全く無く、決まった手順も正解もありません。
そしてお互いのスペースを大切にします。
そこは全てが在る空間です。
そこには深い安心とくつろぎがあります。
そこには自由と広がりがあります。
そこには愛があり許しがあります。
愛はスペースなのです。
ARUNはサンスクリット語で夜明けの太陽の光。
肉体を扉にして意識的なタッチで気づきの光をもたらします。
またスペイン語では「Armonia=調和」と「Universal=宇宙」を掛け合わせた言葉です。
誰もがあるがままの自分に帰る空間。
それがアルーンコンシャスタッチです。
私たちの人体の内側では、クラニオセイクラルのリズム、呼吸、心臓の鼓動、「電磁フィールド」が、すべて「この瞬間」への入り口となっています。
そしてそれら全てを瞑想、リラクゼーション、健康、そして内なる生命力のために意識的に活用できるのです。
脳、脊髄、筋骨格システムのすべての関節との、健やかさを促してくれるようなコンタクトは難しいことではありません。
気づきと繊細さのあるタッチがあれば、筋肉、臓器、そしてエネルギーセンターによる「シナジー(相乗効果)」は、誰にでも体験でき、その大切さが理解できます。
私たちがシンプルでいて、深く見つめ、変幻自在ないのちのエネルギー(緊張や恐怖、痛みも含む)を恐れなければ、アルーンコンシャスタッチは、健康、愛、そして瞑想のエッセンスを分かち合う方法となるのです。
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